専門家の可能性
本日は、投資とは直接関係のないお話を。
11月19日に、公認会計士試験の合格発表がありました。
合格者総数、合格率ともに過去最高となり、19歳の史上最年少合格者が誕生したようです。
弁護士もそうですが、会計士も合格者を増やし、SOX法対応などで人手が足りない監査法人の人員不足を解消する狙いがあります。
また、ここ1~2年は監査法人の人員不足により、新規上場のための上場準備監査を新たな受注を行わない監査法人が増えていましたが、このような状況もいずれ解消されるでしょう。
安易な新規上場を許さないことも当然必要ですが、一方で資金ニーズの旺盛な優良企業が監査を受けられないために上場できないという状況の解消は、日本の株式市場の活性化にとってプラスとなります。
弁護士業界は、大量合格の時代を迎え就職氷河期となるとともに、「質の低下」が叫ばれています。
会計士業界でも今後、売り手市場から一転して就職難の時代が訪れるでしょう。また、同様に「質の低下」が叫ばれるかもしれません。
しかし、中長期的には日本社会にとってプラスの影響を与えると考えています。
いわゆるプロフェッショナルと呼ばれる人材が、その専門性を様々な業界で活かす時代となれば、プロフェッショナルの社会への貢献度は増してゆくでしょう。
会計士も、監査法人だけでなく、一般事業会社やコンサルティングファーム、ひいては公的機関など、広げようと思えばフィールドはどんどん広がってゆきます。
様々なフィールドで活躍する会計士が増えれば、会計士の社会的貢献度が評価され、認知度も高まり、優秀な人材がこの職業を目指すグッドサイクルが生まれるものと考えます。
一方で、専門性をどこまでも深堀することにより、プロ中のプロと呼ばれる人々の存在感も増してゆくでしょう。
合格者が増えゆく流れの中で、それぞれがどのような道を進んでゆくのか。
資格保有だけで生き残ってゆける時代は終わり、様々な格差が広がってゆくであろう今後、それぞれのプロフェッショナルがどのようなビジョンを描き、社会に貢献してゆくのか、その真価が問われる時代になると考えています。
(関連エントリー「プロフェッショナルの精神」http://www.ma-investment.com/archives/2007/10/post_96.html)
http://www.ma-investment.com/archives/2007/11/post_99.html
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