読書のすすめ -道具としてのファイナンス-
久しぶりに、読書の話でも。本日ご紹介する書籍は、「道具としてのファイナンス」(日本実業出版社)です。
著者の石野氏は、ゴーン社長の下で再建途上にあった日産自動車にて、財務面からV字回復を支えた方。
入社2年目にして、「サプライヤー信用リスクモデルの開発」で日産賞を受賞した真の実力者です。
本書の最大の特徴は、そのわかりやすさにあります。
「ファイナンス=使えるファイナンス」ではなかったことの経験を踏まえ、あくまでファイナンスを「道具」として用いるためのエッセンスが凝縮されています。
本書の冒頭に、こんな一節があります。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
私も、随分と回り道したものです。
でも、あたなにはそんな苦労はしてほしくありません。
そんな苦労をするくらいなら、違う経験をして、そこから得たモノを私たち、あるいは次の世界に伝えていってください。
私は日本という国に生まれて、本当に良かったと思っています。
5年前、MBA留学を目前に控えた仲間たちと、誓い合いました。
「将来の日本を1ミリでも良くできるようにお互い頑張ろう!」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
このような熱い想いを胸に、石野氏は本書を執筆し、今も“道具としての”ファイナンスの伝道師としてご活躍されています。
先日、MA投資戦略チームのメンバーは実際に石野氏にお会いしましたが、本人はいたって謙虚で穏やか、そして人間的魅力に溢れた方でした。
ファイナンスに興味を持たれている方のみならず、株式投資に携わっていられる方、もしくは苦手意識を頂いていらっしゃる方にも是非読んでいただきたい名著です。
(関連エントリー「読書のすすめ-会社の値段」⇒http://www.ma-investment.com/archives/2007/03/post_65.html)
http://www.ma-investment.com/archives/2007/07/post_90.html
≪ 5月号は既に+35%! [MA投資の投資戦略レポート] 7月号のご紹介 | Main | 株式持ち合いの復活? ≫


