豊田通商の可能性
豊田通商(8015)が堅調です。
資源高を背景として、順調に上値を追っていた商社株の中で出遅れが目立っていましたが、ここにきて再評価されつつあるようです
同社の強みは、何といっても世界のトヨタグループに属していること。
トヨタ自動車の世界戦略の先鞭をつける役割を担い、成長著しい市場であるBRICSのみならず、南アフリカなど今後の成長が期待できる地域に商圏を拡大しています。
旧トーメンとの合併から一年が経過し、多額ののれん償却費を上回る増益効果が生じており、融合は進んでいるかにみえます。
同社は、旧加商との合併に成功した過去を持っており、トーメンとの統合効果も期待できそうです。
そもそも、自動車分野に強かった豊田通商と、 半導体や化学分野に強みをもっていたトーメンとの合併は事業領域の重複が少なく、高い統合効果が期待されました。
しかし、同社にとって最も大きい統合効果は、実は人材にあります。
すなわち、上述したように急速に海外展開を進めるトヨタグループの市場開拓の先兵となる人材不足が喫緊の課題であった同社にとって、新規開拓に定評のあったトーメンの営業力は魅力的でした。
このようなメリットは、統合効果としてすぐに顕在化したようです。
一方で、自動車分野以外の強化は相変わらず同社の課題です。
エネルギー分野への投資を加速させていますが、この分野は世界的に最も競争が激化している分野。
2007年3月期の連結純利益は前期比69%増の772億円に拡大した同社は、2011年3月期の目標の1千億円の達成に向けて順調なスタートをきりましたが、非自動車分を強化し収益のバランスを改善する目標を達成するための道筋は未だみえていません。
同社がいわゆる「総合商社」としてさらなる評価を獲得できるのか。
「金のなる木」である自動車分野のみならず、非自動車分野の強化が実を結んだ時、同社の評価は一変する可能性を秘めています。
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上記の内容は銘柄の推奨を目的としたものではなく、市場動向に関する雑感を綴ったものです。
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http://www.ma-investment.com/archives/2007/07/post_86.html
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