「粉飾連鎖」
今週発売の日経ビジネスで、興味深い特集が組まれていました。
テーマは、「粉飾連鎖 - 彼らはこうして闇に落ちた」。加ト吉やカネボウなどがどのように粉飾決算に手を染めていったか、その経過が詳細に述べられています。
加ト吉は一役員の暴走、カネボウは会社ぐるみの粉飾、それぞれタイプは異なるものの、赤裸々な内幕は衝撃的です。
以前から繰り返し述べている、資本市場に身を置くことの意味。
そして、株式会社はいまや数多くのステークホルダーが存在し、権利を主張し始めたということの重み。
粉飾に手を染めた企業が、これらの重要性を認識していたとは思えません。
そして、、、来月には大手監査法人の一角が消滅します。
歴史的背景から、欧米で当然に生まれてきた監査制度。
かたや、日本には第二次大戦後に持ち込まれ、十数年前は形だけの存在に過ぎなかった監査制度が、これほどまでに注目を浴びた時代はかつてなかったでしょう。
護送船団方式の下、上場企業が倒産することはほとんどなかった時代はいまや昔、現代の監査制度の重要性は数年前とは比較になりません。
資本市場を賑わせている監査の厳格化は、いわば当然の流れともいえます。
我々投資家は、経営者が不満を述べている監査厳格化の流れを歓迎すべきです。
監査の厳格化よって、財務諸表の透明性が増し、情報開示に関するガバナンスの強化にもつながるからです。
そして、投資家は自ら会計リテラシーを磨き財務情報から洞察する力を持つことにより、決算リスクを内包する会社を事前に察知する能力を磨く必要がある、とMA投資では考えています。
(関連エントリー「決算リスク」⇒http://www.ma-investment.com/archives/2007/04/post_69.html)
(関連エントリー「JAL、インデックス、業績下方修正」⇒http://www.ma-investment.com/archives/2007/05/jal.html)
http://www.ma-investment.com/archives/2007/06/post_82.html
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