ダヴィンチ、MBOの阻止に成功
テーオーシーが進めていたMBOが不成立に終りました。
11日に期限を迎えたTOBへの応募は一部にとどまり、成立に必要な3分の2超を下回ったもようです。
10%の株式を有するダヴィンチが「不動産の含み益がTOB価格に反映されていない」として、対抗TOBを行ったのが原因です。
以前のエントリーでも述べましたが、MBOは経営者が「安く買いたい買収者」と「高く売る義務を負う取締役」を兼ねており、利益相反が論点となる取引です。
(以前の関連エントリー「MBOへの対抗TOB」はこちら⇒
http://www.ma-investment.com/archives/2007/05/mbotob.html)
今回のMBOは、テーオーシー経営陣の「保身」を目的としたものと映る節もありました。
テーオーシー経営陣から公表されたMBOの理由や今後の計画も、具体性を欠くものであったことは否定できません。
・・・レックス・ホールディングスのMBOに際して訴訟に発展したことに引き続き、今回のMBO不成立は安易なMBOに対して一石を投じるものといえそうです。
三角合併の解禁などにより、上場企業の買収防衛策の導入や、いわゆる“最強の買収防衛策”といえる「非上場化」が今後も増加することが予想されます。
TOB、ひいてはMBOが発表された場合、株主としてその是非を厳しく問う姿勢が必要であり、それが日本の株主資本主義の成熟化をもたらす、とMA投資では考えています。
http://www.ma-investment.com/archives/2007/05/mbo.html
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