読書のすすめ -会社の値段-
先週末に引き続き、今週末も読書の話を。
本日ご紹介する本は、「会社の値段」(ちくま新書)です。
著者の森生氏は、いま話題のNHKドラマ「ハゲタカ」の監修をやっておられる方。外資系投資銀行や米系企業のアジア統括、日米合弁企業マネジメントなどの経歴を通じ、様々なプレーヤーとしてM&Aに携わってこられた方です。
「会社の値段」の最大の特徴は、そのわかりやすさにあります。
専門的な内容をここまでわかりやすく、かつ高いレベルで網羅されている本には、なかなかお目にかかれません。
本書の中では、ライフドア事件や村上ファンド問題をわかりやすく解説し、株式会社という仕組みや公開株式市場という制度が世の中に活力をもたらすための大切な枠組みである点を強調しており、ひいては日本の株式市場に対する熱い想いが述べられています。
本書の最後に、こんな一節があります。
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不動産バブルの崩壊、ネットバブルの崩壊を経て、そろそろ日本の投資家が真価を発揮する時期がやってきました。
単なる米国の後追いではなく、バランス感覚と和の精神を持った資本主義の新しい形は、巨額な資金を持つ日本国民がそれを主体的意思を持って動かし始める時に姿を現すのではないか、
それは環境問題にも配慮し、長期的な社会発展のあり方を熟慮した投資スタイルとして、国際社会の模範となりうるのではないか、と私はひそかに期待しています。
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このような熱い想いを胸に、森生氏は本書を執筆し、またドラマ「ハゲタカ」の監修をされているそうです。
先日、MA投資戦略チームのメンバーは実際に森生氏にお会いしましたが、本人はいたって謙虚で穏やか、そして人間的魅力に溢れた方でした。
「ハゲタカ」に興味を持たれている方のみならず、株式投資に携わっていられる方に、是非読んでいただきたい名著です。
http://www.ma-investment.com/archives/2007/03/post_65.html


