エコ・ファンド
ヨーロッパで「エコ・ファンド」の人気が高まっています。
エコ・ファンドとは、独自のエネルギー技術をもつなど環境対応の進んだ企業の株式で運用する投資信託のことです。
2006年に欧州でエコ・ファンドに流入した資金は31億7000万ユーロ(約5000億円)と、前年のほぼ5倍に膨らんでいます。
運用残高が増加しているだけでなく、エコ・ファンドの平均運用成績はその他のファンドの平均よりも優れています。
ヨーロッパでは、欧州連合(EU)が主要国に先行して環境規制を強化しているという背景があります。環境関連ビジネスも成長しており、マネーも「環境シフト」が鮮明になっています。
米運用会社ブラックロックは、再生可能エネルギーの風力発電ベンチャー株などに投資する株式投信を運用し始めてからヨーロッパの個人向け販売が伸び、1月末の残高が25億ユーロと1年間で3倍弱になっています。UBSグループは、水質保全関連の企業に重点投資する投信を運用しています。
ベンチャー企業に限らず、投資対象はヨーロッパの大手エンジニアリング会社ABB株などにも広がっています。
エコ・ファンドは、ヨーロッパでは「グリーン・ファンド」とも呼ばれ、長い運用実績をもち、特にここ数年で資金の流入が加速しています。
その理由をブラックロックは、「気候変動が経済や企業活動に与える影響に認知が広がったため」と説明しています。
運用会社は、独自に企業の省エネルギーへの取り組みなど基準をつくり、投資先を選別しています。
ベルギーの運用会社KBCアセットマネジメントの場合、世界の上場企業のうち環境や人権意識の高い500社近くを選出し、そこから実際に投資するようです。
「ファンド資本主義」と言われる現代において、エコ・ファンドのように資本主義の枠組みの中から投資を通じて世界に貢献してゆく、という流れは素晴らしいことですね。
環境意識を高めるヨーロッパの投資家の動向は、日本株にも影響しそうです。
環境関連銘柄、今後の注目銘柄となる可能性があります。
http://www.ma-investment.com/archives/2007/03/post_64.html
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