オールドエコノミー復権
鉄鋼業界の株価が急上昇しています。
特にここ半年程の上昇ぶりは目覚しく、業界の代表である新日鉄の株価は、昨年10月3日の終値と比較すると実に81%!も上昇したことになります。
まさに、現在の株式市場を引っ張っているセクターの一つ。
大きな要因としては、世界的な鉄鋼業界の再編気運が高まっていること。今年は三角合併が解禁されることもあり、M&A関連銘柄としても注目を浴びています。
このような大きな要因以外でも、新日鉄が先週に発表した増配や自社株買いなど、株主配分施策が好感されている模様です。
結果として、個人から機関投資家まで幅広い層の買いを集め、株価はさらに上昇を続けています。
鉄鋼業界といえば、オールドエコノミーの象徴というべき存在。
「鉄は国家なり」と言われた高度成長期に同業界は絶頂を迎えましたが、バブル崩壊後から数年前までは業績の低迷から過去の産物のように扱われ、一時期は株式市場で見向きもされない存在でした。
ただ、その間も手をこまねいていたわけではなく、過剰な高炉の閉鎖などリストラに勤め、ここ数年は利益率が改善し、財務健全性も高まっています。
ここ半年の活況は一時的なトレンドに流されたものではなく、過去のリストラの成果が結実し、その成果が市場に折り込まれた結果といえます。
まさに、オールドエコノミー復権。
しばらくは、目が離せない業界として、市場を牽引してゆきそうです。
http://www.ma-investment.com/archives/2007/03/post_61.html
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