星野リゾート ~リゾート再生の現場より~
少し前に参加したセミナーで、星野リゾート代表の星野氏の話を聴きに行きました。
星野リゾートは、“リゾート経営の達人”というビジョンの下、今までに数々の温泉旅館を再生させてきた会社です。
・・・星野氏、とても人間味のある方でした。
感じたことは、「論理的思考」と「ユーモア」と「感性」のバランスが非常に高いレベルで取れている方だな、ということ。
バランス、大切ですよね。
「教科書どおりの経営を大切にしている」という言葉どおり、 セオリーに沿った経営を論理的に実践されている一方で、ユーモアのある話が随所に織り込まれ、笑いあり感動ありのあっという間の時間でした。
そんな星野氏のセミナーで心に残った言葉をまとめてみます。
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◇ 視点の高さ・・・世界のマーケットを視野に入れている
「世界のリゾートを観光して回ったが、西欧であろうとドバイであろうとベッドがあり、フォークとナイフで食事をするという点で変わらない。
それに比べ、畳の上で寝て、見ず知らずの人々が裸になって温泉に 入るのは日本だけ!ここにプロの経営と世界の視点を入れれば、必ず世界で通用する。
また、日本の紹介で例えば「オランダ村がありますよ」とは言えないが、温泉旅館は日本の文化を紹介するのに非常に適している。
オーセンティックな日本の文化は世界に誇れる。」
◇ 仕組み創り・・・人が力を発揮し、会社として勝ち続ける仕組みに注力
「正確で早い変化を生み出す仕組み創りを目指している。
例えば、ユニットリーダーは立候補制で、みんなの前でプレゼンすることにより決定する。
その際、自分自身の目標に対してコミットする。
また、年功序列は「過去」の実績の結果から生まれることが多いので、それを排除するため、過去の実績に対しては社長賞としてお金で報い、ポストとは切り離す。
これにより、「何であの人があんなポジションにいるのか?」という不公平感をなくす。
さらに、リーダーに就任すること・辞めることを「昇進」「降格」と呼ぶのではなく、「発散」「充電」と呼ぶ。
これによって、優秀な人材が力を発揮できる環境を創る。
そして、社員を怒ることはない。
果たして怒ることによって、ミスはなくなるのだろうか。
それでは、ずっと怒り続けなければならなくなる。
怒るのではなく、そのミスが発生した原因を解明し、ミスが起こらない仕組みを創る。」
◇ 共感・・・自分達の感性に響く、ということ
「社長として最大の喜びは、星野リゾートで働く社員が、その家族が喜んでくれる、そして成長してくれる、ということ。
それが嬉しいから、頑張れる。
サービス業に足を踏み入れる人というのは、基本的に人助けが好きで、「お客様から褒められたい、喜んでもらいたい」という人たち。
そういう自分達の感性に合う言葉を選び、コンセプトを立てる。
最後は、やはり共感できるかどうか、が大切になる。」
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・・・ほかにも、たくさんの素晴らしい話が聞けました。
自分の中で考え抜いたシンプルな言葉に、心打たれました。
社員の能力を最大限に活かすための「仕組み創り」が星野リゾートの最大の強みだと思います。
さすが、世界のゴールドマンサックスがパートナーとして選んだ会社だけあります。
星野リゾート、上場してないのが残念ですね。
http://www.ma-investment.com/archives/2007/03/post_59.html
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