三菱東京とUFJの統合委員会

2004/11/19

2004/08/31 01:56:18

東京は夜の1時に突然、暴風になりましたね。今夜はレポート読者様とコンタクトをしており、台風の国内移動状態がリアルタイムで分りました。

さて、

業態別統合委を設置=来年10月実現へ―三菱東京・UFJ

*三菱東京フィナンシャル・グループ(FG) とUFJホールディングス(HD) は27日、両グループ傘下の銀行、信託銀行、証券会社の統合作業をスムーズに進めるため、業態別の統合委員会を25日付で設置したと発表した。両者は来年10月に経営統合することで基本合意しており、実現を目指してその詳細を詰めていく。 (時事通信) - 8月27日20時5分更新

来年10月の統合をスムーズに勧める統合委員会とのことですが、両方の行員達の双方の株主対策が始まることが予想されます。なぜなら、統合委員会に参加する各行のエリート社員達は、両行の合併が株主総会で承認されるような「ビューティフルな絵」を書かねばならないからです。

東京三菱がUFJを事実上合併するから、統合の進捗は楽勝?

それでは、ヤホー掲示板程度の見識かもしれません。

三井住友の「対等合併提案」は、諸刃の剣と言えるでしょう。

三井住友の戦略としては、対等合併案をUFJにかまして、たとえUFJを三菱に取られた場合にでも、両行に不利な合併をさせる(=UFJと三菱が1:1で統合する等)と同時に、うまい状況次第では、UFJを自分と合併させることができればよい、という腹であったことでしょう。さすが、80年代はゴールドマンサックスを買収しようと企てた住友系といえるでしょう。

といいますか、かつて住友銀行の内定を貰ったものの、通産省に合格したのでごめんなさい、と住銀に挨拶に行ったM&A投資の友人は、住友銀行の担当者からコーヒーを一張羅のスーツにぶっかけられました。それほど勇ましい銀行なのです。

これに対して三菱東京は、「三井UFJ住友」よりも「三菱UFJ東京」の方が株主から見た企業価値が高まることを命がけで株主に説得せねばならないインセンティブが働きます。

一般的には、「統合委員会」は往々にして、各行の陣取り合戦や派閥競争に発展しエリート達の人件費を吸収しますが、外部(三井住友)から刃を突きつけられている以上、銀行員の本能に反して、「両行一致団結」して、新銀行が本当に企業価値が高まる方向での議論がなされる可能性が高いでしょう。

さて、国内機関投資家の多くは、メガバンクを売買しているでしょうか?

結論から言えば、市場の中で大きなポーションを持つメガバンクは一定割合で機関投資家は既にポートフォリオに組み込んでいます。

よって、ニュースに一喜一憂してポジションを変更することは難しいでしょう。正直、機関投資家の多くにとってはUFJが騰がろうが下がろうが、自分の成績(指数対比)に関係ないので、売りもしなければ買いもしない状況です。

これは、ある意味、倒産価格までモナコに売り込まれたUFJが、まだその価格で水の上に浮いていることを示しています。

個人投資家の強みは時間ですから、暇があれば、ゼロ金利解除後のメガバンクの収益性を計算し、ついでに統合効果(=つまり両行の統合委員会がシュミレーションをして株主総会で提案しそうな数字)を計算してみると面白いと勝手に見ています。

以前、ブログで掲載した、マネックスと日興ビーンズの理論的な統合株価に、結局上場後のMBHの株価が収斂しているのを見れば、計算の遣り甲斐もあるでしょう。
(もちろん、両行の縁談が破談になれば終わりですのでご注意を)

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[2.銘柄に関する洞察] 投稿者 MA投資 : 23:15

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